俺式ドラグナーの追悼

今回の殿堂発表によりヘブンズ・フォースが温泉送りになったので、約2週間の余命宣告を受けた俺式ドラグナーの追悼記事です。この際なのでカードの役割とか全部公開します。

経緯
まずなぜこの構築に行き着いたか話します。
クロニクルデッキ発売直後、よくある型のデイガドラグナーを組んだ私は、ラッカ型やハムカツ型の存在を知り構築を変えることにしました。とはいえハムカツ型やラッカ型はとてもじゃないですが組める値段ではなかったので、比較的安かったブレインストーム型をベースにすることを決めました。
しかしどうにもブレインストームが手に馴染まず思案していたところ、ロスト・ウォーターゲイトなるカードが再録されるとの情報が飛び込んで来ました。光るものを感じた私は、ロスト・ウォーターゲイトで山上固定したゲンムエンペラーを踏み倒す構築を作りました。
ですが、ゲンムを出してしまうと自分のデッキも機能停止してしまうという重大な欠陥に気付き、入れ替えの後微調整を加えたのが冒頭の画像のデッキになります。
相手に応じて柔軟にプレイングを変えられる非常に面白いデッキになりました。デュエマフェスでの優勝2回、CSベスト8など実績もあります。

カード解説
ドラグナーハッピーセットは省略します。
次元はガイアールのみの解説です。

ロジック・サークル

メヂカラやナンバーナインを山上に固定する以外にも、ヘブンズ・フォースを持ってきたり、リンクウッドを持ってきて無理やり赤マナを作るためにも使える。ロスト・ウォーターゲイトとこれは山を見られるのでトリガー確認もできたりする。初動からハムカツの役割までこなすユーティリティさん。

ロスト・ウォーターゲイト

基本ハムカツの役割で採用した。相手に応じて最終モルト、蒼炎、メヂカラと使い分けられるのが利点。実はデッドマンを持ってこれるので初動にも使えるという便利屋さん。
ロジック・サークルと合わせてこのデッキの対応力の要となるカード。ただしこの2種類はバトライのハズレ枠になるため、合計4枚。

最終龍覇 ロージア

受けになるドラゴンで、ガイアールでの2面止めやバトライから捲れた時にガイハートを持って殴りに行くなど選択肢の多いパワーカード。初不と選択だったが、装備するドラグハートによっては捲りにも貢献出来るロージアを採用。

最終龍覇 グレンモルト

クロニクルデッキの切り札。多色ドラグナー、除去耐性に置き装備、赤入りSAドラゴンというてんこ盛りパワーカード。具体的に言うと2ターン目ヘブフォヒビキからこれがめくれると侵略込でゲームが終わる。枠の都合で3枚。

メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター

上も下もただただ強い。このデッキでいちばん強いかもしれない。上を出せば制圧orリソース稼ぎに貢献し、下を手打ちしてメタクリを叩くのにも使える。なんだこのパワカ。
ロジサとウォタゲ両方からサーチ可能な上、マナにあるとロジサとウォタゲが打てるようになるのも便利。文句なしの4枚。

ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン

このデッキを作る上でいちばん想定外に強かったカード。もともとニコルの代役程度のつもりだったのに、予想以上の噛み合いを見せニコルより優先して入ってきた。
アンブロッカブル2点焼却という突破力の高さからギャラクシールド、ドロマーオーラへの刺さり具合が凄まじい。それ以外の対面でもノーリスクで閣効果を起動できる優秀さん。1枚ニコルでもいいかも。

偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌

ロジサで持ってこられる強いドラゴンがこれだった。出せば勝ち確定のヤドネ対面に加え、ドロマーオーラや同系など多くのデッキに刺さる。呪文ロックって強いね。既に白が多いのと捲りに貢献出来ないため2枚。

将龍剣 ガイアール↔猛烈将龍ガイバーン

ロージアでの2面止めやリンクウッドの下でのメタ焼きで使う。基本的に次元にいてほしいので、チャンプブロックやモルトの身代わりで早めに次元に戻そう。

プレイング
バトライ効果を起動出来るかどうかを確認しながらプレイする。出せば勝ちと言ったカードは存在しないため、ゴリ押しは推奨しない。
ロジサとウォタゲで相手に刺さるドラゴンを選択しながら、武神まで龍解させてアタックトリガーで過剰打点を生成して殴りきることが目標。考えることは多いけどやることはだいたい一緒。ドラゴン並べて気持ちよくなろう。

所感
やればやるほど上手くなるのが実感できるタイプのデッキで、使っていて非常に楽しかったです。私はもうこのデッキでCSに出ることは出来ないので、誰か代わりにこれで出て欲しいまであります。初めて自分なりの構築で結果を残せたので、すごく思い出深いデッキです。約3ヶ月ありがとう。
拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。また気分が乗ったら何か書いてみようと思います。